市内の被害状況を視察した後は、高台にある陸前高田市営のオートキャンプ場『モビリア』で行われる、被災者の親子を対象とした炊き出し会場へ向かいました。(写真下、お昼の炊き出しに出来る行列)

たまたまこの日(15日)に、知り合いの企画会社の方から炊き出しがある事を聞き、僕たちもお手伝いすることになりました。
下の写真はボランティアで駐車場整理に精を出す、早野君と出田君です。五十嵐君と鈴木君はさぼっていたわけではありません。たまたま写真に写らなかっただけです、念のため弁護。

実はこの炊き出しの主催者は某有名人(一応アイドル?)。
公表すると女子高生や若い女性で会場がパニックになる恐れがあるので、名前は一切表に出さず親子限定400人で実施されました(感心しました)。
某芸能人は炊き出しテントの焼きおにぎりコーナーにいます。小さくて見えませんね。

その人は、タッキーこと滝沢君です。彼は先頭にたって炊き出しやってました。
でも子どもたちはタッキーより、セグウェー・・・

タッキーより、アスレチック・・・しかたないか。
窮屈な避難所生活強いられて、友達とも遊べないんだもの。大変な生活からから、いっとき開放されて、夢中で遊びまくっていました。

僕もタッキーより、ボランティア・・・あたりまえか。

『がんばろう!いわて・みやぎ』着て、頑張りました!!!

帰りにがけに、皆さんが笑顔で「ありがとうございました」、「楽しかった」と声をかけてくれました。
嬉しかったです。

そして山を下り、再び港町へ。
ついさっきまで大はしゃぎで遊んでいた子どもたちも、またこの光景を見ながら避難所や自宅に帰るんだと思うと、一気に現実に引き戻されてしまいました。

海岸沿いは地盤が沈下して、海の中に・・・

ここは埋め立てない限り、もう永久に陸地にはもどらない。

そして街の中は瓦礫の山。

おびただしい数の自動車。これは車の持ち主の了解(廃車手続き上)が無ければ廃棄出来ないらしい。
本当に元の生活に戻れるのはいつになるのだろうか・・・・

あまりにも悲惨な状況の中でも、いくつもの希望につながるニュースは流れています。
今回お会い出来た河野さんも、社員を一人も解雇せずに会社再建を信じて走り回ってます。ヤマセン醤油が復活したら、富岳会でも取引をする契約も取り交わしました。出来る限り長期的に支援していきたいと思っています。
いよいよ、次回は最終回です。
最後は陸前高田に起こった奇跡。そして僕の起こしたミラクルを紹介します。
つづく