01★09(WED)
新年早々 あまりに悲し過ぎるお知らせです。
富岳太鼓のメンバーであり、元ホテル鐘山苑常務取締役総支配人で元霊峰太鼓代表、早川庄八氏71歳が1月8日夜、静岡県立がんセンターにてご逝去されました。
早川氏は今から15年ほど前に、社運を賭けたホテル鐘山苑霊峰太鼓の大改革に、実力未知数の山内強嗣を抜擢してくださいました。勇気ある決断だったと思います。僕は早川氏の熱意にうたれこの仕事を引き受けました。それから、早川氏と今の代表の柏木仁君と僕の3人で紆余曲折しながら現在の新生霊峰太鼓を築き上げたのです。
ホテルマンとしてダンディに接客する姿や、太鼓打ちの大先輩としても65歳を過ぎて大太鼓を打ち込むバイタリティーあふれるお姿は尊敬に値する方でした。
総支配人を引退後は鐘山苑の顧問を務めながら、なんと第二の太鼓人生は富岳太鼓に入会。毎週富士吉田から稽古に通うほど太鼓をこよなく愛し続けました。赤のスカイラインGTRで稽古に通う姿はマジかっこよかったです。
一緒に富岳太鼓の仲間としてリサイタルや鐘山苑のステージで、そして愛知万博や富士山太鼓まつりなどのイベントで太鼓を打った事は一生忘れません。
昨年春に癌が発覚。お見舞いに伺った時、あのいつも強気な早川氏が、「園長、情けないよ・・・」と珍しく弱気に、目を潤ませて僕にひとこと呟きました。僕は本当は、「早川さん元気になって、また一緒に舞台に立とうよ」と言いたかったのですが、胸が詰まって言葉になりませんでした。
その後壮絶な癌との戦いの日々が続き、一時はご自宅に返れるまでになったのに・・・
突然の訃報に接し、今は断腸の思いです。
富岳太鼓のメンバー意外の富岳会の職員でも、研修などでお世話になった人は多いはずです。
お通夜は10日、告別式は11日です。富岳太鼓の大切なメンバーの一員としてみんなでお見送り致しましょう。
71歳、早すぎます。「俺は80まで大太鼓打つ」って富岳太鼓のメンバーに言ってたじゃないですか・・・
僕が60歳になったら一緒にチーム組んでシニアコンクールに出る約束はどうなるんですか・・・
今はただただ ご冥福をお祈りするのみです。合掌