11☆09(水)
10月16日、
富士スピードウェイで行われた
世界8時間耐久レースでの風神組の公演の写真をスピードウェイのスタッフの方が持ってきて下さいました。
アップしようか迷いましたがアップすることにしました。

実はこの日、
雷神組は東日本大震災の被災地、陸前高田での公演のため、スピードウェイの公演を
風神組と陸前高田に行かない数名の雷神組メンバーに託し出かけました。
報告では問題なく終ったと聞いていたので一安心。
しかし頂いた写真を見て驚きました。
僕は日頃から、太鼓の演奏技術以前に、
言葉遣い、態度、身だしなみといった
礼儀作法を重んじています
どんな理由があれ、僕は子どもたちにこんな衣装の着方は教えていないし、
富岳太鼓の過去40年の歴史で、
伝統ある紫衣装をこのように着崩して本番に臨む様な真似はさせたことはありません。

大太鼓の二人は、シャツは出しているし、帯もしていない。
チームの衣装は太鼓打ちの正装です。
人の価値は陰徳で決まります。
人が見ているときは誰でもいい格好をします。しかし誰も見ていないとき(陰)にも同じことが出来るか(徳)です。
今回も写真は嘘を尽きませんでしたね。
明らかに先輩指導者不在の中、今回の引率者は気を抜いていたとしか言いようがありません。
環境と常識は指導する人のレベルと考え方でどんどん変わって行きます。良くもなるし、悪くもなります。
せめて子どもたちには、うるさい山内強嗣がいないときは、適当にやればいいという考えは植え付けて欲しくありません。
現に、先週の土曜日に御殿場ロータリークラブの50周年で風神組が太鼓を演奏する機会がありました。

式典会場の玄関での迎え太鼓。
残念なが足を止めて聞いてくれるお客様はほとんどおらず、無人の状態での演奏でしたが風神組の子どもたちは気を抜くことなく、30分真剣に打ち切りました。

やればできる子どもたちの、良いところを引き出す指導者になって欲しいと切に願います。
僕の思い、そして富岳太鼓が真に目指すものをわかってくれる人が現れるまでは、他人には任せることはできませんね。
頑張ります。
そして
僕も自分の指導力不足を反省します。
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