10月22日(月)「天高く馬肥ゆる秋」
今朝の空はどこまでも高く、澄み切った青さに吸い込まれそうでした。
昨日21日(日)には、フェスタ南伊豆に初めて呼ばれて公演して来ました。
このイベントは初出演ですが、実は南伊豆町との繋がりは長く、もう24年になります。町制施行40周年を迎える前の年に、当時の町長の思い入れで、どうしても「南伊豆に和太鼓のチームを作りたい。」そこで白羽の矢が立ったのが、僕、山内強嗣でした。作曲、指導を1年かけて行い。40周年の記念式典で御披露目公演を行いました。町より表彰状もいただきました。その翌年から、黒潮和太鼓まつりも始まり、海の日には15年連続で富岳太鼓が応援に南伊豆まで通いました。
しかし、祭りは町の予算上の関係で廃止。それと共に過疎化に伴う若者減少で、メンバーが集まらず、みなみ太鼓も解散を余儀なくされました。そして使わなくなった太鼓が昨年の9月4日に富岳太鼓に寄贈されることとなったのです。
今回、フェスタ南伊豆に声をかけて頂いたのも、これまでのご縁。昨日は戴いた大太鼓を持参しての公演です。公演内でのMCでは、「皆さーん、南伊豆へ太鼓が里帰りしました。」
「太鼓も大変喜んでいます。どうぞ懐かしい大太鼓の響をお聞きください」と、臭い演出たっぷりの山内強嗣のコメントと、太鼓の演奏に、涙するお年寄りも居たほどです。そして演奏終了後は、小さな子どもを連れた若いお母さんが、「私、山内先生に太鼓教わりました」と来てくれたり、元みなみ太鼓のメンバーも沢山集まってくれました。そして皆、口々に「また太鼓やりたい」を連発していました。
おいおい、でも君たちがまた太鼓を始めたら、役場から太鼓返せと言われかねないから、それは止めてくれない・・・やや複雑な心境です。
例によって富岳太鼓の演奏写真はありません。参加メンバーは、早野 均、栗原孝明、杉山晴邦、山内勇人と私、山内強嗣の5人でした。写真はもう一団体のゲスト。高円寺の阿波踊りの方々です。
太鼓による富岳太鼓と南伊豆町の絆の物語りでした。
ではまた
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